岬を訪ねて三千里

日本国内の端っこの岬や灯台、神社や寺院などを巡っています。文学者、思想家、教育家、事業家にも関心があり、縁のある場所や記念館、文化施設なども立ち寄っています。

岬を訪ねて三千里 イメージ画像

記念館

館内には、他にも何人か来場者がいた。今まで幾つか、このような記念館に立ち寄ったことがあるけれどお客さんが自分一人だけということが、何度かあったので、失礼ながら、少し驚く。 ▲ 近江聖人 中江藤樹 記念館入場料の200円を支払うと、係の方が案内をしてくれた。「中
『中江藤樹 記念館:滋賀県高島市安曇川町上小川』の画像

「天草灘での停泊」   頼山陽雲だろうか 山だろうか、または呉の国か、越の国か。海と空とが 茫として (水平線が)青い一本の髪の毛のようだ。遥か彼方に広がる天草灘で、舟を停めている。苫舟の窓辺から(の景色は) 夕靄が横に掛かり、陽は次第に沈むところだ。大きな
『頼山陽 史跡資料館:広島県広島市中区袋町』の画像

ご主人が促す。「どうぞ、どうぞ、写真を沢山、撮って下さい」こういった場所では、写真撮影が憚れることが多々あるけれど。勧められたのは、初めての経験だったので、新鮮に感じる。 ▲ 津島家新座敷(太宰治 疎開の家)五所川原鉄道の金木駅から、案内板に沿って歩く。5
『太宰治 津島家新座敷:青森県五所川原市金木町朝日山』の画像

地下一階のホール。約150席が用意されている。スクリーンに映し出された司馬遼太郎が語る。どうして日本人は、こんなに馬鹿になったんだろうというのが、二十二歳の時(敗戦を迎えた時)の感想でした。 昔は違ったろうと、そこから私の小説は始まるんですけども。 昔は違った
『司馬遼太郎 記念館:大阪府東大阪市下小阪』の画像

わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です『春と修羅』の「序」 宮沢賢治 花巻駅の駅舎から既に、宮沢賢治のイメージを想起させる雰囲気。レトロでお洒落。取り敢えず、イギリス海岸へ向かう。もちろん、英国の海岸ではない。宮沢賢治が北上川西
『宮沢賢治 記念館:岩手県花巻市矢沢』の画像

月夜の晩に、ボタンが一つ波打ち際に、落ちてゐた。それを拾つて、役立てようと僕は思つたわけでもないが    月に向かつてそれは抛れず    浪に向かつてそれは抛れず僕はそれを、袂に入れた。「月夜の浜辺」 中原中也 電車を降りて改札を抜ける。左手には、大きな
『中原中也 記念館:山口県山口市湯田温泉』の画像

夢みたものは ひとつの愛ねがつたものは ひとつの幸福それらはすべてここに ある と「夢みたものは……」 立原道造 東京メトロ丸ノ内線の本郷三丁目で降りる。何となく、アカデミックな雰囲気。そうとも、東京大学のある街。何だか、ちょっとビビってしまう。いや、む
『立原道造 記念館:東京都文京区弥生』の画像
- Ad -

     

↑このページのトップヘ