パンフレットに拠ると、

1907年(明治40年)6月に落成。

明治の大地主、津島源右衛門が建築した入母屋造りの建物。

との事。


その子供の六男の名前は、津島修治。

作家、太宰治の本名。

つまり、太宰治の父親が建てた邸宅。


太宰治記念館
 ▲ 太宰治記念館 「斜陽館」


 一階は、11室278坪。

二階は、8室116坪。

付属建物や泉水を配した庭園など合わせた合計。

約680坪の豪邸。


要するに、とっても広いってことですね。


太宰治記念館 斜陽館
 ▲ 国指定重要文化財 「斜陽館」の入口の看板


1948年、角田唯五郎が住居として購入。

1950年頃から、旅館「斜陽館」として開業。

1996年、旧金木町が買取。

1998年、太宰治記念館「斜陽館」として会館。

といった時代の変遷。


ツアーバスが引っ切り無しに、来てました。

年齢は50代~70代の女性が一番多かったように思います。


五所川原鉄道の車内のアナウンスでも、この斜陽館の説明がありました。

物凄いお金を掛けた豪邸です、みたいな。


最初に建てた時から、100年経っても、豪華さが感じられますからね。

じっくり、堪能して、尚且つ、一階で休憩もして。


パンフレットで情報を確認して、現物をじっくり観賞。

そんな感じで、非常に、楽しめました。


帰りには、記念館のTシャツも購入。

なかなかお洒落なデザインで、お気に入りなのです。



「ね、なぜ旅に出るの?」

「苦しいからさ」

「あなたの(苦しい)は、おきまりで、ちっとも信用できません」

『津軽』 太宰治 




2011年 8月


【リンク】
五所川原市:太宰治記念館「斜陽館」
太宰治ミュージアム:太宰治記念館「斜陽館」