中華人民共和国の浙江省の北東部。

余姚(よよう)市。


姚江の水運に恵まれ古くから商業が盛んな交通の要地。

また、歴史上の有名な文人学者を数多く輩出した町。


唐代の書家、虞世南(558年~638年)。

明代最大の哲学者、王陽明(1472年~1529年)。

明の滅亡で日本に亡命し、徳川光圀に仕えた朱子学者、朱舜水(1600年~1682年)。

「中国のルソー」と呼ばれた明末清初の学者、黄宋羲(1610年~1695年)。 


陽明園
 ▲ 滋賀県高島市安曇川町の中国式庭園「陽明園」


中江藤樹記念館に隣接する中国式庭園の「陽明園」。

中江藤樹は、王陽明の「陽明学」に大きな影響を受ける。

後に「日本陽明学の始祖」と呼ばれる事となる。


1986年から、王陽明の生誕地である中国浙江省余姚市と

中江藤樹の生誕地である滋賀県安曇川町との友好が始まる。

1992年に、その友好のシンボルとして、「陽明園」が開園された。


陽明亭
 ▲ 明代の建築様式を基にして立てられた「陽明亭」


園内で、一際目を引く、建築物。

余姚市にある龍泉山公園に建てられている陽明亭を基に復元。

因みに、その左手の池の名前は「陽明池」。


王陽明 等身大の石像
 ▲ 等身大の王陽明の石像


えっ、意外と、小さい・・・。


説明文を読んで、そう思ってしまいました。

ごめんなさい。


石像だから、少しコンパクトに立てられたのかな、と思いながら、石像の隣の文章を読む。

この等身大の石像は、余姚産の花崗岩を使用し、余姚市の人々によって1991年に製作されました。

「王陽明先生石像」 

なるほど~。

余姚産の花崗岩を使っているのか~。

そう言えば、園内の建築材料は、ほとんど中国から輸入したみたいだし。

すごいな~。


と思いましたが、さらりと読んでしまった「等身大」という言葉に再び目がいく。

んで、最初の感想へとなるわけです。


しかし、その思想と後世への影響は、無限の大きさです。

満街の人すべて聖人

王陽明 
 
【王陽明:おう ようめい】
1472年~1529年
中国の明代の儒学者、思想家、政治家、武将。 
父親の王華は科挙を首席で合格した人物。
王陽明も仏教、武芸、詩学など様々な才能に秀でた。
朱子学の主知的な在り方に対し、知行合一・致良知を説いて、実践性を強調。
武将としても優れ、その功績は「三征」と呼ばれる。陽明は号で、諱は守仁。  

 
2015年 3月