「お客さん、この辺りの人じゃないでしょ。帰りのバスの時刻に注意しといた方がいいよ」

停留所で降りる時に、バスの運転手が声を掛けてくれた。

ここは、「喜屋武」の停留所。今から歩いて、喜屋武岬に向かうところ。

17時頃であるが、7月の沖縄の陽は、まだ高い。

歩き出す。

もう沖縄に来てから、6日目である。カラッとした暑さと日差しにも、慣れている。

畑や時折、垣間見える海を眺めながら、道を進む。

看板通りに向かう。

途中、レンタカーに乗った若者たちが、私を見て少し驚いた表情で、通り過ぎていった。

30分程、経った頃だろうか。

道が細くなり、手書きの看板が現れる。

到着だ。


喜屋武岬に。



喜屋武岬:平和の塔
 ▲ 喜屋武岬:平和の塔


喜屋武岬:荒崎方面のへ眺望
 ▲ 喜屋武岬から糸満市束里の荒崎(沖縄本島最南端の岬)方面への眺望

2009年 7月